学生・研修医の方へ

研修プログラム

1. 第三内科の研修プログラムが目指すところ

第三内科の後期研修(専門医研修)では、幅広い総合内科の知識、技能の上に立脚した、内分泌・代謝領域、消化器領域、血液・腫瘍領域の優れた専門医、臨床医学研究者を養成する事を目標としています。総合内科である第三内科では九州大学病院および関連病院で内科の13のサブスペシャルティ領域のうち7つの分野の研修が可能となっています。

研修プログラム

2. 第三内科の研修プログラムの実際

2018年度より後期研修、専門医教育が大きく変わりました。これまでの後期研修では個人の希望するサブスペシャルティ領域を中心に学んできましたが、今回の改定では、2年間の初期研修終了後に内科専門医取得のため3年の間、専攻医として内科全領域の症例を広く経験することが必要になりました。内科専門研修を前提としながらも、専攻医の先生方のサブスペシャルティ専門医取得が遅れることのないように、上級医と相談しながらサブスペシャルティ領域の連動研修(並行研修)も行っていきます。当科は九州大学病院内科専門医プログラムを基盤として大学病院と関連病院で研修しますが、総合内科の強みを生かして、より短期間で多くの領域の症例を経験することが可能です。

第三内科の臨床研修システム

3. 第三内科のサブスペシャルティ領域研修

第三内科のサブスペシャルティ研修には、大学病院、関連病院で臨床の修練を続ける臨床コースと臨床大学院に進学し研究を行う臨床研究(大学院)コースがあります。臨床コースには、当科の誇る5つの研究室のいずれかに所属し、それぞれの領域のスペシャリストを養成する内分泌代謝・糖尿病コース、肝臓コース、膵臓・胆道コース、消化管コース、血液コースがあります。臨床研究(大学院)コースは、内科専門医取得後だけでなく、内科専門医研修の最中、臨床コースの途中または終了後からの移行、など希望する時にスタートする事ができます。

大学院(博士課程)

本コースは、大学院試験を経て臨床大学院に入学してもらい、医学博士号取得をめざすものです。当科の5研究室(内分泌代謝・糖尿病、肝臓、膵臓、消化管、血液)のいずれかに所属し、研究テーマに沿った論文を作成し、学位審査を受けることになります。内科専門医研修中に大学院に入学した場合も、大学病院で患者を受け持つ選択肢を準備していますので、内科専門医の受験資格を得られるよう配慮します。生活収入に関しては、医局で手配いたしますので心配はありません。

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