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2021.12.05 お知らせ

九州大学医学部第三内科同門会女性医師の会「すずらんの会」が開催されました【第12回総会 オンライン開催 52名参加】

2020年2月すずらんの会第11回総会直後に、福岡市においても新型コロナ感染者が確認され、その後の様々な行事はCOVID-19の影響で中止を余儀なくされました。こんな時こそ「すずらんの会」はオンライン開催を、という小川佳宏教授の力強い後押しもあり、2020年12月13日午後に第12回「すずらんの会」総会をオンライン開催いたしました。これまでの懇親会など情報交換の場が持てないため、特別講演とシンポジウムによる1時間半の総会となりました。
 過去2回と同様に日本医師会女性医師支援センター事業の「地域における女性医師支援懇談会」として開催、配信ホスト会場となる会議室に、特別講演の演者、座長と幹事数名、来賓として同門会会長の梅田文夫先生、福岡県医師会理事の佐藤薫先生にお集まり頂き、シンポジストや会員の先生方はそれぞれ自宅や職場より参加、またご多忙の中、小川教授にもオンラインにて出席頂きました。
 今回の特別講演は、中村学園大学名誉教授の津田博子先生(昭和52年入局)より「遺伝性血栓性素因の病態解明に向けて-女性医師としての歩み-」と題しご講演を賜りました。血液凝固制御因子プロテインSの日本人特有な遺伝子多型「Protein S Tokushima」について、先生の研究内容を詳細に教えて頂き、先生ご自身の年表とともに研究者としての歩み、留学や国際学会で委員の経験を通じ、日本では女性医師の活躍やリーダーが少ないこと、国際社会では女性の人材も必要とされていることなど、後輩へのエールも頂きました。
 シンポジウムでは「“コロナ”との戦い方-行政、勤務医、開業医、それぞれの視点から-」と題し、福岡市中央保健所の大脇五鈴先生(平成13年入局)、福岡市民病院の指宿麻里先生(平成30年入局)、八田内科医院の八田弓子先生(平成7年入局)より、それぞれの立場で現状と取り組み内容をご発表頂きました。Web会議でのシンポジウムでしたが、司会の的場ゆか先生(平成7年入局)のスムーズな進行により、“コロナ”について多角的な視点で考察することができました。
 今回初めてのオンライン開催でしたが例年より多くの52名が出席、気軽に参加できたという感想もありました。女性医師の情報交換や相談が、もっとスムーズに出来る場として、新しい形であるオンライン開催を今後も活用していきたいと思います。

第12回すずらんの会 当番幹事  鈴木 静(平成6年入局)

   

 

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