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2022.05.13 お知らせ

第13回 九州大学医学部第三内科同門会女性医師の会「すずらんの会」総会を開催しました。

 ~ 第13回総会 オンライン開催 (41名参加) ~

令和4年1月16日午後、九州がんセンターの会議室をお借りして、第13回「すずらんの会」をオンライン形式にて開催させていただきました。初めに、岡田泰代会長、梅田文夫同門会長、小川佳宏教授より、ご挨拶をいただきました。その後九州がんセンター消化器・肝胆膵内科部長の杉本理恵先生より「非専門医も知っておきたいB型、C型肝炎治療の現状と問題点」と題しまして、御講演をいただきました。C型肝炎の病態、抗ウイルス療法の意義と実際、放置した場合のリスクなどをお話しいただき、特にB型肝炎については、一般的な治療についてだけでなく、化学療法やステロイド治療による再活性化について、分かりやすくお話しいただきました。

シンポジウムでは、「女性医師支援の現状と課題を考える」というテーマで、初めにすずらんの会の幹事の三木正美先生より、同門会に先駆けて実施した「医師の復職に関するアンケート」の結果報告をご発表いただきました。非常勤、休職中の先生方より常勤医師復帰に必要と思われる要件、問題点についてのご意見をいただき、常勤の先生方からは、どのような復帰形態なら受容しやすいかなど、第三内科医師93名の生の声をもとに、双方向からのアンケート結果をまとめていただきました。異なる勤務形態の医師が相互に支えあい、勤務負担を軽減できるシステムの構築が望まれるとともに、復職にあたって最新の知見の習得や手技のトレーニングなどの場を求める意見が多く聞かれました。最後に福岡県医師会理事の佐藤薫先生より、県医師会での実際の女性医師支援事業について、発足の経緯や全体像を含めてお話しいただきました。今回は女性医師33名、男性医師8名にご参加いただき、女性医師支援の会を通して、男女共に「医師としての働き方について考える」時間を共有できたと思います。今後も皆様にとって有意義な会となるよう、色々な試みを模索していければと思っております。
 
福嶋クリニック 福嶋真理恵 (平成4年入局)
 
 

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